「心の重石」


跳ね方を知らない猫が
水溜まりを前に
立ち止まって

どうやったらここを抜け出せる?

首を傾げて

誰か教えてよ と

悲しい目を
あげた空


瞳いっぱいに青空

弧を描く虹

キラキラ陽光の階段

きっと大丈夫!

何故だかそう思って 先へ目を向けたら

君が教えてくれたんだ
いつだって気づけばそこにいて
笑って元気づけてくれる

それだけで
心の重石が一個一個溶けていく気がするのは

君が好きだから?



 なんか、この猫がフイって上を向いたときの映像がいきなり頭に入ってきたことがあって。
 それで一気に作っちゃった詩。
 最後の疑問詞は今でもどうしようか迷う(笑)


material:(c)NOION